SHAMAL CARBON購入記録(走行100km、上昇1000mインプレ)

 

どうも痔主です。

 

近鉄下駄からSHAMAL CARBONに乗り換えいたしました。

カーボンホイールはまだまだ先と思っていましたが、どうせ近いうちに買うやろし、という気持ちになって先日購入。

とりあえず軽くインプレを。

 

【基本情報】

〇車体:CAAD13ディスク105

〇タイヤ:Challenger Elite 25cクリンチャー(セット8000円程度)

〇前のホイール(比較対象):DTSwissR470db(完成車そのまま)

 上記ホイール重量:前後計 1808g(F:  787g / R:  1021g)

〇新ホイール:SHAMAL CARBON(公称重量1585g)タイヤ変更なし。

〇普段のロードの乗り方

100kmライドが好きでしたが最近通風になったりで週末に70km程度のライドが増えております。ヒルクライムは好物です。

レース思考はなく巡航20kmから25km/hくらいのゆるポタローディです。2日間200km位のライドにも挑戦予定で、数時間集中して走るよりも、半日~1日だらだら乗ることを好んでいます。

 

【購入動機】

従前使っていたDTSwissホイールは中古価格2万円以下で売られてるような所謂鉄下駄なのですが、1.8kgと鉄下駄界隈でも比較的軽い部類でさほどの不満はありませんでした。なのでキシリウムを買うのもありでしたが、カーボンのクセを一度は味わいたいということでカーボンホイールを買うことにしました。(てかどうせカーボンホイール買いたくなるだろうし)

モチベを上げるため、春までに良いホイールを調達しておきたかったというのもあります。

 

【ホイール選び】

車体購入店からMAVICコスミックをかなり押されましたが、19.8万円~ということで気が進まず。(高過ぎじゃないかと

その後、たまたまYoutubeのドイツ人バイクパッカーの動画にて目に入ったSHAMAL CARBONに影響を受け、候補にあがる。

www.youtube.com

↑ロングライドにも向いてるってことよね?!ってなりました。(超単純

 

 

シャマルカーボンの特徴として、

エンデュランスホイールであり、速さより快適性を重視

★ワイドリム設計で舗装路以外のグラベル用途にもお勧めされ、幅広いシーンで使えそう

wiggleで15万円とやや割安

重さ1600gで明らかに重量級。軽い!速い!とかではないので人気はさほどないホイールですが、速すぎないけど安定してることを売りにしているところに惹かれたわけです。

とにかく、「目的にあってるとしたらこれかも」と思いました。

 

シャマルカーボンは重いし中途半端だといわれますが、レース向けカーボンホイール等では脚力足らずバテバテになっちゃうんじゃないかという不安がありましたし、いろいろ調べるとハイエンドカーボンホイールにしてから長距離で脚が残らなくなったなんて人もいたので、選択としてはさほど悪くないと思っています。

それに、コスミックやBORAなどのように20万円以上かけるのはちょっと・・・という躊躇があり、15万円が最大限の納得できるラインとなりました。それでも一般的には高いですけど…

 

【購入先】

国内も探しましたが安くて19万円程度。

で、いつものwiggleで調べたところ15万で買える状態だったのでポチりました。

海外サイトなので自己責任ですが、個人的にブラックフライデーとかセール期を避けた注文なら問題ないかと思ってます。(セール期は配送遅延がめちゃくちゃ頻発する

 

↑購入時は15万円でしたが、2月末時点では16.5万円まで上がってました。割引が縮小したようです。



【経費】

wiggleで安く買えたように行ってますがじつは本体以外にも結構金がかかりました。

・ホイール代 15.1万円

・輸入に係る関税等 8900円

・ロックリング外す工具 3000円

自転車屋での工賃 4000円(カセットとディスクローターのロックリングのトルク、ローターのセンター出し)

 

結局、諸々含め17万円弱になりました。

しかもカンパのローターロックリングはカンパ用のbbが必要で、このbb工具も数千円するので…また金がかかりそうです。

 

【平地インプレ】

まず、「滑らかに回るなぁ」というのが第一印象。踏み込んでロスが少ないという感覚です。これは言葉では難しいかもしれません。

それから、貧脚でも時速30kmくらいまではあっさり加速してくれます。鉄下駄のころは「よいしょ、よいしょ」と、かなり踏み込まないと加速しないかんじでしたが、シャマルカーボンだとある程度楽に加速できる印象です。めちゃくちゃ軽いってわけではないですけどね。(貧脚なので時速40km以上の速度域については割愛いたしますが)

 

また、70kmライド後の脚の疲労がやや薄かったこと、これも驚きでした。(鉄下駄だと70km終えて帰宅後に筋肉痛的な脚の痛みが出てました、これが普通と思ってた)

たまたま体調が良かっただけかもしれませんが、無理に踏み込まなくてもある程度の仕事をしてくれるホイールだからなのか???(今後もこれは意識して検証していきたいところ

 

ヒルクライムインプレ】

ヒルクライムでは特に~7%、8%までの勾配であれば明らかに軽く進めるように感じられました。5パーセント前後の勾配なら特に気合入れずにぐんぐん進められます。そしてライド後の脚の疲労もさほど出てこないという謎。

鉄下駄のときは調子に乗ってヒルクライムで加速しすぎると大抵帰宅後に脚に何らかの痛みが出てました。パワーロスがそれだけ少ない、ということなのかも。

なお、斜度10%を超えだすと特に恩恵は感じませんでした。持てる力以上のものは出ないってかんじです。斜度が上がればそれ相応の脚力が必要なのだと思います。(練習不足を否めない…

 

【短期での総評】

たまにカーボンホイールにして世界が変わったみたいなコメントを見かけますが、私の場合はさほどではないかな、と思われます。

なぜかというと、

・そもそも完成車についていたDTSwissのアルミホイールがさほど悪いものでなかった

・そもそも練習不足で地の脚がへぼい(貧脚)

ヒルクライム大好きなのにヒルクライム特化型のホイールをあえて選ばなかった

以上の理由で一般的な「カーボンホイール使用後の感動!」みたいなものはありませんでした。

もちろんがっかりしているというのでは全くなく、

◎滑らかな回転(漕いでいて気持ち良い)

◎ライド後の疲労感の軽減

◎見た目が明らかにかっこよい(控えめなデザインが好ましい!)

◎安定感のある走り

ヒルクライムにも問題なく活用可

などなど、期待していたことだけでなく想定外のメリットも発見でき、満足のホイール交換となっております。

とりあえず近いうちに100km前後のライドに出たいので、またレビューをしてみようかと思います。

 

【余談】

カーボンホイールにすれば振動をいなしてくれる!という期待が結構大きかったので、知らず知らずのうち私は「乗り心地に結構うるさいロード乗り」になっていたことに気づきました。

で、シャマルカーボンに変えたのですが、そこまで振動吸収性能を強く感じませんでした。

色々調べたところ、乗り心地については「タイヤ性能」や「空気圧」のほうがよほど大きく影響するとのことで、何気なくかなり低い空気圧で走ってみたのですが…

「めっちゃ振動が減ってる・・・・(感動)」

というわけで、これからは空気圧のチェックを入念にしつつ、タイヤ選びも慎重にやっていければと思っています。